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シン・ゴジラにはカタルシスがない?【ネタバレ注意】

「シン・ゴジラにはカタルシスがない」という声をちらほらと聞きます。


たしかに、シン・ゴジラはオキシジェンデストロイヤーで溶けたりしません。
悪の宇宙怪獣を倒して意気揚々と帰って行ったりもしません。


でも…あったじゃん?


シン・ゴジラのカタルシス…。



そんなもん


尾頭ヒロミの笑顔に決まっとるやんか!


トサキント
尾頭さんはトサキントにちょっと似ている


いやね、結局シン・ゴジラのカタルシスって、人間の変化に集約されると思うんですよ。
蘭堂も赤坂もカヨコも里見臨時総理も途中から出てきていろいろかっさらった泉補佐官も、
ヤシオリ作戦の過程で感情が表に出始めて変わっていくでしょ。

登場人物たちの変化の結実が作戦の成功でありカタルシスなんですよ。
一番ビジュアル的にわかりやすいのが尾頭さんの初めて見せる笑顔。
はずしてない。わかってる。

シン・ゴジラのカタルシスは人間に注目しないとわかりません。

「いやちょっと待て、人物のバックボーン全然描かれてないだろ」
という声が聞こえてきそうですが、あれでいいと思います。
だって、一番バックボーン語られてた石原さとみが一番ウザがられてるでしょ?

「語らない」ことによって想像力を刺激するように描かれてるんですよ人物が。
だから「語られていない」分だけネットで「語られる」のです。

あと、会議のシーンが「リアルだ」とよく言われてますが、私はリアルとは思いません。
あれは、十分に芝居がかってる。

Aが言ってBが言ってCもDも言って、でもEが言ってストンと落ちる。
あれは小劇場演劇の手法に似てる。畳み掛ける台詞と、絶妙の間で落とすスタイル。
作劇的なリアルにはこだわってるけど、本当のリアルじゃありません。

細かいリアルで土台を築き上げて、リアルさとはかけ離れた「面白さ」を通す。
登場人物たちの意識が上手く管理されている。
うねり、変化して、そしてクライマックスで一つになる。
シン・ゴジラのカタルシスは映画より演劇的なのかもしれません。








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