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ティーパックマン Go Fight! ~彼はなぜマッシブになったのか~

2017年7月31日  午前0時過ぎ…。

キン肉マンファンに衝撃が走る。

いや、この漫画はリアル小学生だった昭和の頃から平成も終わろうとしている今の今まで常に驚かされっぱなしなのですが…今回はさすがに桁が違った…。


なんと


マッシブ・ティーパックマン 

ティーパックマン復活。

しかもメインキャラ級の扱い。

正義超人の主力が結界の中に閉じ込められた!独り立ち向かうウルフマンが危ない!…で駆けつけたのがですよ、読み切りで活躍してたベンキマンやカレクックはまだわかるじゃないですか。ネタキャラとしてトップランナーのカナディもまあ想像力を駆使すれば浮かんだかもしれないじゃないですか。

ティーパックマンがセンターで大目立ちは予想できねえよ。
ゆで先生すげえよ。

なにしろ私、ティーパックマン大好きなんですよね。

え?ウォーズマンに超人オリンピックの一回戦で惨殺されただけのティーパックマンが?と思われる方も多いでしょう。けどよく見てみると彼、かなりかっこいいデザインじゃございません?

ややスリム 

こういう超人をよく肉ファンは「イロモノ超人」と言うんですけど、要するに「器物」がキャラクター化したものですよね。実はこういう登場人物、キン肉マンの代名詞みたいに思われていますが、初期はあんまりいなかったんですよ。


8人 

これが第20回超人オリンピックのファイナリスト8名です。おわかりのように、モチーフは「ヒーロー」か「レスラー」なんですよね。スカイマンなんて完全にレスラーそのものですし。それがこの後の超人オリンピック・ザ・ビッグファイトのファイナスト12名になると…。



12人 

一目瞭然。器物系がワンサカと増えます。これ、突然なんですよね。路線転換といってもいい。このシリーズの前にやっていたアメリカ遠征編が大人向けのリアルなプロレス抗争を描いて人気が下降したため、ゆで先生は思い切って対象年齢を下げてみたのではないかと思われます。その一環が、器物系超人の大量出現。これが、大当たりしたのですよね。

だって子供は日常品に手足がついて喋ったって「すげえ」と思うだけで「チープだ」なんて全然思いませんもん。アンパンマンのキャラクターは2000種類以上存在するらしいですが、それを支えてるのは「素直に受け入れる子供らしさ」でしょう。憧れの世界なんですよ。身の回りの物が人間化して活躍するのは。

それがあんた、キン肉マンの世界では、その器物系キャラクターがメチャクチャにぶっ壊されたり首をもがれたり血ヘドを吐いて戦いまくるわけですから、面白くないわけがないでしょう!キン肉マンの人気を確固たるものにしたのは器物系超人の大量出現でお子様のハートをガッチリと掴んだことだと思います。

その器物系の中で私が一番好きだったのがティーパックマンなのです。

え?器物系ならもっと強い超人がいるって?スプリングマンやプリズマンの方が人気だろって?いやいやそりゃあスプリングマンもプリズマンも好きですけどね。ティーパックマンはまた別格なんですよ。彼の試合はキン肉マンシリーズのベストバウト上位3位には入らないかもしれないけど、5位なら確実に入りますもん。

(゚Д゚)ハァ? ティーパックでバシバシ叩いてそのティーパックがコーナーに引っかかって身動き取れないところをウォーズマンに切り裂かれただけのあの試合が?

はいそうです。あの試合はキン肉マンという漫画の歴史上でもかなり重要なものだと私は思っとるのです。暑さで頭がイカれたのかとお思いになられるかもしれませんが、もう少しお付き合いくださいませ。あの試合の何がそんなに重要なのか?

それはウォーズマンVSティーパックマン戦が「超人プロレス」というものの基礎中の基礎を初めて体現した試合だからです。実はこの試合に先立って「器物VS器物」というキューブマン対チエノ輪マンの名勝負があったのですが、これはあくまでも「ギャグ」の試合です。オモチャとオモチャが戦っているという世界から抜け出していません。

しかしティーパックマンとウォーズマンの試合は、完全に「超人プロレス」なんです。お互いのアイデンティティである「ティーバッ“グ”」と「鉄の爪」を駆使し、ゴング前の奇襲やコーナーポストという環境を駆使した駆け引きを含めて、命を削り合う「超人プロレス」としか言いようのない戦いを初めて現出させたのです。

まだ試合後に首をもがれて紅茶をゴクゴク飲まれてしまうという所に「(残酷)ギャグテイスト」を残してはいますが、『キン肉マン』という作品のテーマである「超人プロレス」が完成を見たのはこのウォーズマン対ティーパックマン戦だと私は考えておるのです。

だからティーパックマンは熱い。
超人プロレス先駆者として敗北も込みで熱い。

そんなティーパックマンですが、一回戦で負けたイロモノ超人という事実は変わりがなく、キン肉マン本編でもモブの中にいるんだかいないんだか、超人墓場でフワフワしてるし生きてるんだか死んでるんだか、あんまりよくわからない薄い存在として連載は終了しました。

そりゃそうでしょう。ティーパックマン好きの私も、まさか復活して話に絡んでくるなんて夢にも思いませんもん。なにしろ今、21世紀ですよ?登場から30年以上経ってるんですよ?


センターだよ! 

それがあなた、助っ人軍団のセンターですよ!

一体どうしたことでしょうかこれは。彼のティーバッグがシュルシュルと飛んできて、必殺仕事人のように格好良く登場したのを見た時は、興奮のあまりモニターにビールかけしそうになりましたもん。ありえねえよ。なんだってティーパックマンがいきなり。だって新シリーズ始まった時だって「超人さんと遊ぼう」のカフェの店長みたいな感じで目立ってなかったのに…。


マッシブ・ティーパックマン 

それにしてもマッシブに様変わりしたこの外見。以前は巨大なティーカップにヒョロい手足がついたような、ある種ロボット的なスタイルだったのですが、ご覧のようにモリモリのマッチョマンに様変わり。一体どうしたティーパックマン。ブルワーカーで鍛えたのか?「貧弱な男の代名詞」を卒業したのか?

いや、これはゆで先生がティーパックマンの魅力に気付いた証だと思いますね。実はティーパックマンこそがキン肉マンという作品を代表する登場人物の一人だということに。人間でもない、器物でもない、だけど戦士であるという「超人」の要素をたっぷり含んだ存在をあらためて活躍させるために、ゆで先生は器物寄りだった彼に「人としての逞しさ」を加味したのだろうと私は思います。

新生・ティーパックマンの活躍に大いに期待します!

というか、これだけカッコよく登場してくれたらもう、次回で瞬殺されても満足ですわ。ええ。どんなにザコっぽくても、どんなに「終わった存在」と思われていても、生きていれば輝ける時がまたやって来るかもしれない…『キン肉マン』のメイン読者層であったロスジェネ世代にとって、これ以上に温かいメッセージは無いのではないでしょうか。

最後に、こんなおかしな愛に満ちた文章は忘れもらって構いませんから、一つだけ覚えて帰ってください。


ティーバッグマンではなく
違う1


ティーバックマンではなく
違う2


ティーカップマンでもなく
違う3


ティーパックマンです!
正解


大丈夫、ここまで読んでくれたあなたなら、もう間違えない、はず!


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